土地を購入 自分で登記 本人申請
土地を購入、自分で登記をするには
- 土地を現金で購入します。所有権移転登記という登記が必要だと仲介業者から聞きました。
仲介業者は指定の司法書士に依頼しようとしますが、自分で登記をしてみたいと思っています。
所有権移転登記を自分で行うことは難しいのでしょうか？ -
融資をうけて土地を購入します。自分で登記をしたいのですが、不動産屋さんが「できない」と言います。
不動産屋さんはお抱えの司法書士を使うことを強要してきます。自分で登記をすることは難しいのでしょうか？ -
現金で土地を購入、自分で所有権移転登記を行う方法
現金で土地を購入する場合、行う登記は『売買による所有権移転登記』だけです。
この登記の難易度は普通くらいでしょうか。
正しい知識があれば、難しい登記ではありません。
自分で『売買による所有権移転登記』を行う人は意外と多いです。
なお、建物（家屋）を購入される場合も同じです。日本登記研究会では、『売買による所有権移転登記の教科書』を販売しています。
これを活用され、楽しんでください。
仲介業者（不動産屋）が、自分で登記を行うことに、あまり文句を言うようであれば、別の仲介業者に変えたり、仲介業者をなしにして、売主と直接売買する選択肢もあります。
登記は自分で行うのが法律では原則ですから妥協する必要はありません。仲介業者の多くは、司法書士から賄賂（リベートなど）をもらっています。
仲介業者には注意しましょう。売主は、自分で登記を行ってもよいですし、司法書士に依頼してもどちらでも構いません。
融資を受けて土地を購入
融資を受けて土地を購入する場合、
『売買による所有権移転登記』と『抵当権設定登記（根抵当権設定登記）』の２つの登記が必要です。
通常、２つの登記は一緒に行われます。
『抵当権設定登記（根抵当権設定登記）』を自分で行うには、金融機関の協力が必要です。
金融機関からの協力が得られない場合は、『抵当権設定登記』だけを司法書士に依頼し、『売買による所有権移転登記』を自分で行う方法があります。
但し、司法書士が嫌がる可能性があります。
上記でダメな場合、
一時的に、土地代金を親などから借りて、現金で購入し、その後融資を受け『抵当権設定登記（根抵当権設定登記）』を行う方法があります。最初に、自分で『売買による所有権移転登記』を行い、
次に、自分で『抵当権設定登記』を行い、
抵当権設定登記完了後に融資の実行でお金を借り、親に借りたお金を返します。
親からお金を借りる期間は数週間くらいでしょう。
もし、司法書士に依頼する場合、
仲介業者（不動産屋）が紹介する司法書士は相場より高い報酬を請求してくる可能性が高いです。理由として、不動産屋は司法書士からバックマージンをもらっているからです。
そのため、司法書士の報酬が高くなります。
また、不動産屋（仲介業者）のお抱えの司法書士は不動産屋の味方なので、自分の味方にはなってくれず、適切なアドバイスを受けることもできません。
ネットで司法書士を検索し合い見積もりをとり、自分で司法書士を探し依頼するとよいでしょう。
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