建売住宅とは 分譲住宅とは
建売住宅とは 分譲住宅とは
建売住宅、分譲住宅、
共に、土地と建物を抱き合わせて販売する不動産を指します。
建売業者（分譲業者）が土地を購入し、その土地に建物を建築し、土地建物をセットで販売します。
建売業者（分譲業者）が購入した土地が大きな土地であれば開発を行い道路や公園などを作り、住宅地として整備し、分筆登記を行い、それぞれの土地に建物を建築し販売します。
建売業者（分譲業者）が購入した土地が小さな土地であれば、土地を何個かに分筆し、それぞれの土地に建物を建築し販売します。
下記のブラフは、国土交通省：建築茶工統計調査報告より、新設住宅着工戸数の推移です。
平成25年、
分譲住宅は、マンションが127,599戸、一戸建てが134,888戸の合わせて263,931戸、
持家（注文住宅）が354772戸、
貸家が、356,263戸です。
一戸建ての、注文住宅と分譲住宅（建売住宅）とを比較すると、
354,772戸：134,888戸となり注文住宅の戸数は分譲住宅（建売住宅）に比べると2.6倍もの開きがありますが、数は多いのがわかります。
建売住宅（分譲住宅）の土地は割高
建売住宅は、建売業者（分譲業者）が土地を購入し、その土地に建物を建築した上で販売するため、建売業者は、一旦土地を購入しなければなりません。
※まれに土地所有者と協力し、土地を購入せずに建売（分譲）を行うケースがあります。
土地を購入する際は、金融機関から融資を受けて購入するため、建売住宅が売れるまで利息を金融機関に支払わなければなりません。
土地を購入してから、半年から１年程度で土地を売却するため、短期譲渡所得となり、建売業者（分譲業者）は多くの税金を支払わなければなりません。
そのため、 建売住宅を行う建売業者は土地の仕入れた際に必要な諸費用で損をしないよう、土地の仕入れ価格に3割程度高くし、建売を行います。
このような理由から、建売の土地の価格は周辺の相場と比較し割高となることが多いです。
特に、区画整理地内の保留地での建売のケースは、土地の価格がかなり高くなります。
但し、建売業者が大きな土地を購入し分筆登記にて土地を小分けにして販売する場合は、土地の価格が相場と同じくらいになるケースがあります。
大きな土地は購入者が限定されるので、建売業者が買う買値が相場よりもかなり安くなることで買値に3割程度載せても売値が相場くらいになります。
■不動産の基礎知識
0002.建売住宅とは 分譲住宅とは
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