都市緑化は、エアコン4000台分の冷却効果

都市緑化　エアコン効果

0.2平方キロメートル、深夜で4000台分

防衛大学校などの研究チームが、ヒートアイランド減少で熱くなった都市部を緑化が夜間に冷やす効果を算出しました。

都心の約0.2平方キロメートルの公園で、家庭用のエアコン4000台分の冷却効果が見込めるようです。

緑地の気温が住宅地やビル街に比べて低いことは、知られていますが、冷却効果を数値で示した研究は珍しいとのこと

2009年9月10日～11日に、国立科学博物館附属自然教育園（東京・港区）と周囲の市街地で気温と風速を測り、園内の気温は午前0時時点で18度と、周辺よりも5度低い結果となりました。

公園を覆う涼しい空気の厚みを樹木の高さと同じ約１５メートルと想定し、市街地との気温差と風速から計算したところ、園内と周辺の市街地を冷やす効果は大きめの家庭用エアコン4000台分に相当する結果が出ました。

緑地の冷却効果は面積に比例しますが、「広過ぎると、市街地の熱い空気が中心部まで入り込まず、冷却効果は頭打ちになる可能性がある」（防衛大の菅原広史准教授）という

日本経済新聞の2011年8月29日朝刊から抜粋

公園などの緑地の気温が市街地に比べて低いことは多くの方が知っていましたが、具体的な数値はわかりやすいですね。

昔は、長屋（貸し家）にも小さな庭があり、緑が多くありました。

車が普及し、家から庭がなくなり駐車場が増えました。

駐車場の多くは、コンクリートで固められ、日中は熱せられ蓄熱します。

そして、コンクリートは、夜になると放熱をして気温を上げます。

気温が上がると、エアコンを使い、室内の気温は下がりますが、

エアコンの室外機から熱風を吐き出すため、更に気温が上がります。

無限ループのようなことを日々行うことで、電気の消費量はますます増えます。

電力不足になるということで、原子力発電が行われ原子力発電所が増えました。

コンクリートを増やすのではなく、

土を増やし緑を増やすことで、

気温は下がり消費電力も下がりますね！

都市部に大きな公園を造るのは、難しいです。

しかし、自宅に小さな庭を造ることは自分の意思で造ることができます。

土の部分を作るには、新築時が肝心です。

それに、室外機をコンクリートの上に置くよりも、土の上に置いた方が電気代は安くなります。

今流行のエコですね！